横須賀悠整骨院の膝関節症例報告
2018年08月28日
こんにちは!横須賀市の横須賀悠整骨院 伊藤です。
今日は膝関節での症例報告です。
H様、半年前に膝に断裂音を感じてから膝がグラグラして、長時間立っていたり、歩いたりするのも辛い。正座もできないし膝を地面につくだけでも痛い。また、ふくらはぎの外側から足首にかけて痺れる感じがするとのことで来院されました。
整形外科ではレントゲンを撮り、変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸注射の治療と湿布薬を処方されたそうですが、変化は特になくそれから半年放置してしまったそうです。
まずは検査から始めました。
膝関節から下の骨、つまりすねの骨(脛骨)を後方に押し込んでいくと特に痛みと不快感が出ることがわかりました。また、前方からすねの骨を押し込んでいくと、正常な状態より後ろへの可動域が大きいこともわかりました。
次に動作の分析。歩行は一応可能ですが、膝を後ろに蹴り出す時に詰まる感じがするとのことでした。
膝を伸ばすのはそうでもないが曲げていく時に痛みを訴えられました。
座る時でもある一定の角度から膝は曲がりづらくなり、詰まる感じを訴えられました。
以上の検査から変形性膝関節症ではなく、後十字靭帯の部分的な損傷により、脛骨が後方に落ち込んでいて、膝関節を曲げてくる時に関節面が合致せず詰まる感じの痛みを発生させているのではないかということがわかりました。
また、膝関節が後方にずれ込むことで太ももの骨(大腿骨)の後ろに付着しているハムストリングという筋肉が過剰緊張し、ももの裏やふくらはぎに変なはり感をだしたり、腓骨の周りの総腓骨神経を圧迫し、痺れ様症状がでているということも考えられます。
治療では後方にずれ込んでいるすねの骨を前方に引き出し、解剖学的に正しいポジションに持ってきてから曲げ伸ばしをする。というモビライゼーションを行い、すねの骨を前面に引っ張り出す役割のある大腿四頭筋のトレーニングを指導し、終わりました。
施術後は膝関節の屈曲可動域があがり、スタスタ歩いて帰られました。
一度の治療で完治する症状ではないので、安定性を出すために正しいポジションに戻す。固定する筋力をつける。の繰り返しの治療がしばらく必要ですが、治療の方向性はシンプルです。
治療は正しい方向性と適切な来院頻度、回数、治療の高い質、が揃えば取れづらい症状でも改善に向かいます。(まれに我々では取りきれない内科的疾患や自己免疫疾患、外科的手術が必要なものもありますがその場合はきちんと説明いたします。)
なかなか改善されずお悩みの症状をお持ちの方、ぜひ一人で悩まれず横須賀悠整骨院にご相談くださいね♬
スタッフ一同笑顔でお迎えいたします😊
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